2010/02/06

[art]市川孝典 個展「murmur」


昨日市川孝典という線香で絵を描く作家の個展に行ってきました。



画廊は19時までだったので、仕事が終わってから早足で地下鉄に乗って、
日比谷から馬喰町まで移動。
閉廊10分前に到着しました。

画廊の入り口には作家自身もいて、挨拶や笑顔を振りまいていました。

プロフィールだけでしか知らない人だったので、実際あってみると
すごい人懐っこいオーラを漂わせていました。

ところで、肝心の絵のほうですが、思った以上に素晴らしかった。
上質紙に60種類の線香を使い分けて色の濃淡を表現しているんですが、大変その緻密さが際立っていました。
絵は作家の記憶にある映像が写実的に描かれていて、
その写真のような描写力には大変驚かされます。

上質紙は線香によってところどころ穴もあき、
額縁に入っていなければすぐに破れてしまいそうなほど刹那なモノになっています。

しかし、それは記憶の刹那さを崩れそうなバランスで定着させているような
とても貴重なものとして見ることもできました。

市川孝典は3月14日−30日で上野の森美術館で開催されるVOCA展にも参加予定です。
今後の活躍に期待です。

市川孝典(Kosuke Ichikawa)公式ページ

市川孝典インタビュー