2010/02/06

【書評】「1秒!」で財務諸表を読む方法―仕事に使える会計知識が身につく本

久しぶりの投稿です。

最近、財務分析関連の社内研修を受けたことで、財務関連の書籍を購入しております。
その中でタメになった2冊の本を紹介。

「1秒!」で財務諸表を読む方法―仕事に使える会計知識が身につく本「1秒!」で財務諸表を読む方法―仕事に使える会計知識が身につく本

東洋経済新報社 2008-01-25
売り上げランキング : 1602
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


「1秒!」で財務諸表を読む方法【実践編】「1秒!」で財務諸表を読む方法【実践編】

東洋経済新報社 2009-09-04
売り上げランキング : 6105
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


この本は1冊ずつ読んでも良いかもしれませんが、2冊とも読んだほうが為になると思います。【実践編】はその名の通り、財務分析を行うことに主眼がおかれています。

一方【基本編】は財務諸表が各どのような意味を持っているのかが事例や著者の分析を基に理解できるようになっています。

以下は【実践編】のメモです。(あくまで自分だけがわかるメモ程度のものになっているので、参考にならないかもしれません。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
収益性分析の手順(損益計算書の分析)

1. 売上高が前年度比で上昇しているかどうか
2. 売上原価、売上原価率
1. 必ず在庫の増減をチェックする(貸借対照表でたな卸資産比率のチェック)
2. 売上原価=期首棚卸残高+当期仕入れー期末棚卸残高
3. 売上総利益(売上総利益率)が上昇しているか?
1. 売上総利益率を下げないこと。売上総利益の絶対額を下回らないことが絶対条件となる。(これができないと、人件費が賄えなくなる。原価率は一旦たな卸資産に入り、売れる毎に製造原価として計算される為、製造のためのかかる人件費は仕入れの多少に左右される一定額が発生するため)
4. 販売費及び管理費が増加していないか?販管費率はどうなっているか?
5. 営業利益(&営業利益率)
6. 経常利益(&経常利益率)
1. 営業外収益:受取利息、配当金、持分法による投資利益、為替差益など
2. 営業外損失:支払利息、持ち分法による投資損失、為替差損など
7. インスタント・カバレッジ・レシオ:営業利益の何%が利息の支払に使われているかの比率
1. 持分法による投資の利益・損失は関連会社のばあいに生じる
1. 子会社はその損益を親会社の会計にすべて合算する。
2. 関連会社は損益を持分法によって持分比率分だけ合算する

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
安全性分析(貸借対照表の分析)

1. 自己資本比率
1. 設備などの固定資産を多く必要とする業種では20%以上
2. 棚卸資産などの流動資産が多い業種では15%以上
3. 10%以下ならどんな業種でも過小資本
2. 流動比率(流動資産÷流動負債)
1. 流動資産が流動負債よりも多いことを確認。
2. その後流動負債比率を確認する
3. 基準値は120%以上
3. 当座比率(当座資産÷流動負債)
1. 短期的な安全性を確認する。
2. 当座資産に入るのは現預金、有価証券、売掛金及び支払手形から貸し倒れ引当金を引いいたもの。
3. 貸し倒れ引当金とは、売掛金や受取手形、短期の貸し出し金等の中で、先方の倒産などで受け取りや回収不能となった金額のこと。
4. 基準値は90%以上
4. 手元流動性
1. (現預金+すぐに売れる資産+すぐに借りることができる与信枠)÷月商
2. 「手元流動性」は、現預金やすぐに売れる有価証券などの資産に、銀行などからすぐにカリエ入れ可能な枠を足したものを月商で割ったもの。
3. 基準は大企業:1ヶ月分、中堅企業:1.5ヶ月、中小企業1.7ヶ月
5. 指標の優先順位
1. 手元流動性
2. 当座比率
3. 流動比率
4. 自己資本比率