2007/11/29

ゲーム理論の入門書

今大学の講義で「ゲーム理論」を履修して、勉強している。そこで、自分の研究にも応用できるのではないかと思い、様々な入門書を読んでいるのだが、最近になってゲーム理論の入門書が充実してきたとは言え、なかなか手頃な本がないので、いろいろ探している。
今まで読んだ本をまとめてレビューしてみる。



ゲーム理論入門 (日経文庫―経済学入門シリーズ)
ゲーム理論入門 (日経文庫―経済学入門シリーズ)武藤 滋夫

日本経済新聞社 2001-01
売り上げランキング : 29704

おすすめ平均 star
star新書ではあるが
starじっくり読む(解く)のに向いた文庫本
star初めてでは厳しいけど

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一番ベーシックな入門書。新書だが、電車の中で手軽に読むレベルではなく、随所にでてくる事例を自分で解いていくことによって理解が深まる。しかし、新書サイズであるが故に、本文中の該当箇所がバラバラに配置されている為、前後の頁を行ったり来たりするのが面倒に感じることが多々ある。そうしたデメリットをのぞいても、最初にゲーム理論を学ぶには非常に役に立つ本だと思う。本書のトピックを一通り理解してから、中級レベルのテキストにすすむと良いかもしれない。

演習ゲーム理論 (演習新経済学ライブラリ)演習ゲーム理論 (演習新経済学ライブラリ)船木 由喜彦

新世社 2004-07
売り上げランキング : 183500

おすすめ平均 star
star待望の演習書だが・・・。
star待望の演習書

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演習問題をガツガツ解いて理解を深めるには適している本。例題と演習問題、練習問題に別れていて、例題と演習問題を解くだけでもためになる。しかし、解説で使われている数式が難しいことが多く、数学が苦手な人(自分も含め)には多少難解な箇所がある。僕はサブテキストとして利用している。

ゲーム理論で解く (有斐閣ブックス)
ゲーム理論で解く (有斐閣ブックス)中山 幹夫 船木 由喜彦 武藤 滋夫

有斐閣 2000-11
売り上げランキング : 182640

おすすめ平均 star
star基本的な用語からわかりやすく
star入門書として

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ゲーム理論の実際の適用事例が豊富に上げられている。学習の目的を明確化するには役に立つ。書いてあることはそれほど難しいこともなく、自分の興味あるトピックに目を通してから、章末についている参考文献に当たって掘り下げていくという活用法が一番良いと思う。

はじめてのゲーム理論 (有斐閣ブックス)
はじめてのゲーム理論 (有斐閣ブックス)中山 幹夫

有斐閣 1997-09
売り上げランキング : 251444

おすすめ平均 star
star数年前は
star最近では
star入門でもないし,説明が不親切

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はっきり言って「はじめて」と名付けるには疑問が生じるような内容がふんだんに盛り込まれており、薄い割に内容を詰め込みすぎているため、解説も不十分。深い理解にまで発展することはない。一通りゲーム理論を理解してから読むことをオススメする。

ゲーム理論トレーニング
ゲーム理論トレーニング逢沢 明

かんき出版 2003-03-11
売り上げランキング : 7733

おすすめ平均 star
star面白い。
starゲーム理論の本ではないけれど画期的
starゲーム理論の入門書としておすすめ

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専門用語を平易な言葉に置き換えていたり、解説が充実している為、本当の入門には良いかもしれない。しかし、ある程度理解が進んだ段階で読むと物足りない内容ではある。だから、入門書には良いのかもしれない。

※補足
やっぱり経済学にはある程度の数学知識が必要だから、経済数学分野も勉強しないといけない。
それらのテキストは以下のリンクによくまとまっているので参考までに。
Amazon.co.jp: "私大文系の経済数学段階的習得法"